- 日本品質奨励賞は、厳しい国際競争に勝ち抜く優れた企業を輩出することを狙いとし、日科技連創立50周年を記念して2000年に創設されたものである。特に我が国のTQM活動の裾野を一段と広げると共にデミング賞挑戦への一里塚として位置づけられている。日本品質奨励賞はTQM奨励賞・品質革新賞の2つの賞で構成されています。
TQM奨励賞は、品質の改善が着実に進展しており、さらにその継続と活動範囲の拡大が図られれば、企業の業績が向上し、デミング賞実施賞の受賞のレベルに至ると思われる組織の品質マネジメント・システムを積極的に表彰し、今後の一層の発展を促す動機を提供することを目的とするものです。
【選考理由】
同社は、建設機械および輸送機器の板金溶接部品の受注生産を行っている。SQCDEMの多くの課題を克服するために1998 年にTQM を導入し、
経営理念、光栄マン教育、委員会活動や日々の生産方式などに取り組む中で
少しずつ成果があらわれてきている。
2008 年から小松共栄協同組合の一員としてエコステージ活動にも参画している。
TQM の特徴は、1)社長のリーダーシップ、2)網の目組織による改善活動、3)人
材育成である。
2016 年3 月には念願の新工場建設・移転を達成している。